2016年7月25日月曜日

ポン様はやっぱ下がるんですか…。
皆が下(1.15~1.20ドルまで下がると)見てるし、
8月には確実に利下げされることが分かっているにもかかわらず
意外に下げ渋っていることから、、、
ひょっとしたら何かをきっかけに踏み上げ相場に発展して上昇するんじゃないか、
って思っていたりしたんだけど、英PMIの数字が悪化していたことを材料に
激下がり…。

※7月の英購買担当者景気指数(PMI)速報値

総合指数 47.7 (6月52.4)2009年4月以来の低水準


サービス部門PMIは47.4 (6月52.3)1996年の統計開始以来最大の落込み
                   2009年3月以来の低水準

製造業PMI 49.1 (6月52.1) 2013年2月以来の低水準

ブレグジット以降の企業活動が急速に縮小していることが示されたようです。
ポン様上がるかも~と、ロングしていたんだけど、ロスカット( ;∀;)

もう~しばらく手を出しません"(-""-)"

利下げ織り込んでなお下値が固いと思って買ってみたんだけど
今後の景況感悪化が確認される指標が出る度に下がるという
パターンで1.20を目指すのかもしれません。。。
しかし、これだけショートがたまっているのに、
ここから売る気にもなりませんし、、、

ソフトバンクの3.3兆円のM&Aの話も、どこまでポンド円を
押し上げるネタなのか、、、私はソフトバンクのM&A玉期待は
過度に持つべからずと思ってはいたのですが、
結局ポンド円も140円から上は重いですね。


それから、ユーロが下がったのはドイツミュンヘンのテロでしょうか。
21日木曜のECB理事会は政策変更なしで値動きも限定的でしたが、
どうやら9月緩和の思惑も広がり出している模様。



※21日ECB理事会 現状維持

ECBが次に経済見通しを修正するタイミングは9月。
ユーロ圏の成長率が下方修正されることが見込まれる中、
ドラギ総裁は「必要ならあらゆる措置を講じる」と述べており、
追加緩和に含みを持たせていることから9月緩和説濃厚に。

しかし、こんな見方もあって、追加緩和期待でのユーロ下落というのは
まだ織り込まれてはいないと思うわ。

ECB政策委、9月会合でのQE変更の緊急性認識せず-関係者

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-22/OAPV2J6KLVRQ01

週末22日金曜のユーロ下落はどちらかというと、テロですね。

ドル指数約4カ月ぶり高水準、ミュンヘン乱射事件受けユーロ下落=NY市場

http://jp.reuters.com/article/ny-forex-idJPKCN1022LT

思うに、現在7月の雇用統計が予想を上回る内容だったことや
住宅系指標が好調なことなどを受けて過度な悲観が後退し、
ジワリと年内利上げ観測が織り込まれ始める中で
じりじりと米債利回りが反転上昇してドル高になっていますよね。

あまりにドル高が進行しちゃうと、米国はまた、
利上げを警戒する可能性が出てきちゃうんじゃないかな。

ドル高のせいで米国製造業PMIってすごく落ち込んでいたでしょ。
だから米大統領選挙で、トランプ候補はドル高是正を繰り返し発言して
米国製造業をサポートしていたわけ。
だから2月の上海G20はドル高是正の裏合意があったんじゃないか、
と言われているわけ。
製造業PMIは50が好況、不況の分かれ目、分水嶺ですが
2015年11月から2016年2月まで4か月間も50を下回っていました。
3月以降再び50を回復して基調が改善傾向なのは明らかに
ドル高が是正されて、ドル安になったからでしょう。

これが、またジワリとドル高傾向になってきた。。。

利上げの可能性を織り込んだり後退させたりしながら
ドルが動くのは当然のことですし、ブレがあっても仕方が
ないと思いますが、欧州のテロによるユーロ安で
自ずとドルが上がってしまうってことになると、、、、(;´・ω・)

ユーロの行方も米国利上げを占う重要なファクターです。
そういう意味では、ECBも追加緩和なんかしにくいのかも
しれませんね。(2月のドル高是正合意があったとするなら)
9月緩和ってのもどうだろうか…。

また、テロでユーロ売りというパターンは繰り返されるのかどうか
この点にも注意しておく必要がありそうです。

今週はFOMC。
7月今回のFOMCでの利上げはほぼゼロですが、
9月の可能性を織り込む向きがあります。
声明がどのようなトーンになるのかがポイント。

まあ、利上げという政策変更が見込まれていない分、
それほど大きな値動きはないと思われていますので
個人的にはFOMCで思ったよりハト派?というような声明がでて
ドル円が下がれば、買ってみたいという気分。

ただし、今週のドル円相場のメインイベントはその後の
日銀の金融政策決定会合です。
FOMCトレードはやるべからずでしょうか。

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では日銀。

金曜日ですし、今週木曜までの間にも
いろいろな観測が出てくることと思います。

現在は黒田総裁がヘリマネに言及があるかどうか、という点に
注目が集まっていますが、日銀トレードも
直前までにドル円がどのようにその思惑を織り込んでいくかで
変わってきますので、今、バイアスかけて予想するのは
避けたいと思っております。

テクニカル的には今年の2月とブレグジット後の100円割れが
Wボトムとなっていますので、ここまで下げて下げ止まれば
トリプルボトム。ここを割るとえらいことですが、
割らないで反発するんじゃないかと思っているんだけど、
今週のリスクで100円割れが再びあれば、そこでは
買ってみたいとぼんやり思っているのですが・・・

今週も頑張りましょう~

あ、
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