2017年1月17日火曜日

メイ英首相、EU単一市場離脱を表明へ 17日に演説
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM17H2Q_X10C17A1MM0000/

今夜20:45からと見られます、メイ首相の演説。
どうやら、ハードブレグジットを選択とみられます・・・。

これを否定するかと思っていましたが、
どうやらEU単一市場のアクセス権を放棄、離脱を表明すると報じられていますね。

これを受けて、今日12日火曜の日経平均は大幅安。

日経平均 ▼281.71 18813.53円

ドル円相場も東京時間に113円台半ばへと円高進行。
112円アラウンドを目指す展開とみられます。

個人投資家らのポジションはドル買い円売りに偏っていたようですので、
今夜のメイ首相の演説を巡って、ストップ注文が次々にひっかかるような
ドラスティックなドル円下落もあり得るかもしれません。

ミセスワタナベ、英首相演説に無防備

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO11769190X10C17A1000000/
2017/01/17 13:41

~個人投資家「ミセスワタナベ」の多くは円売り持ち高を保ち、今夜の演説にノーガードの姿勢だ。

 QUICKが算出する店頭FX9社合計の週間の建玉状況によると、個人投資家のドル・円取引の総建玉に占める円売り・ドル買い建玉の比率は13日時点で60.7%と、前の週末である6日時点から3.5ポイント上昇した。17日時点では「円売り建玉は65%程度まで上昇している」との指摘がある。

~足元では115円台で円売りを出した投資家が多いため、「112円台まで上昇すると損失確定の円買いを迫られる可能性が高い」(柳沢氏)からだ。ミセスワタナベのノーガード姿勢はいちかばちかの戦術ともいえる。(経済部 藤井裕起)



米大統領選の事例から逆張り戦略でドル買い姿勢となっている、という解説ですが
それでも個人が買いだしたのは115円台からのようですので、
現在すでにアゲインスト。112円で買いたいと思っていましたが、
ストップが112円台に集中しているとなると、112円割れも一時的にはあり得るかも
しれません。111.80円台辺りまで突っ込むかな??

ということで、今夜は112円近辺で買い待ちとします。

しかし、なぜか全般ドル安です。
東京時間はむしろポンドが買い戻されているわ。。。



陰線(赤)をつけているのはドルインデックスのみ。
他通貨は全て上昇中。(東京時間)
ハードブレグジット懸念はポンド売りというより、これまでのドル高の修正に
動いているという印象ですね。つまりこれまで高かったものは下がるリスクに注意。

しかし、トランプ氏就任より先に英国が市場を動かすとは。。。
ちなみに株安の背景を解説したニュースも。

◆株、海外勢の「先物売り」にご注意を じわり強まる株安リスク
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL17HAS_X10C17A1000000/

~16日の証券会社別の先物手口によると、JPモルガン証券やゴールドマン・サックス証券など米系証券が日経平均先物3月物を大幅に売り越した。17日午前も海外勢の先物売りは続いているとの見方が大勢だ。

 海外ヘッジファンドの先物売りは、現物株の需給面にも悪影響をもたらす。先物価格が割安に推移することで、トランプ氏の当選後、積み上がってきた「先物売り・現物買い」のポジション(裁定買い残)が解消されるリスクを意識する市場参加者が増えているのだ。

 裁定取引に伴う買い残高は、トランプ相場が始まった昨年11月11日時点(1兆277億円)から直近ピークの昨年12月30日時点(2兆612億円)までの間に1兆335億円増加。その間、日経平均は1万6251円54銭(11月9日終値)から1万9114円37銭(12月30日終値)へと一気に駆け上がった。海外ヘッジファンドの先物買いが裁定買いを誘発した格好で、東京証券取引所の投資部門別売買動向によると、昨年11月第2週から1月第1週までの日経平均先物とTOPIX先物を合算した海外勢の買越額累計は1兆4712億円に達した。「トランプ相場の背景に裁定買いという仮需による上積みがあった」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)のは間違いない。

 リーマン・ショックの反省で、外国証券の間では自己勘定による売買を制限する「ボルカー・ルール」の導入が進み、直近の裁定買い残の上限は3兆円程度との見方が多いが、円安一服などを背景に上限を待たずに売り圧力が強まっている。1月6日時点の裁定買い残は4週ぶりに減少したうえ、年明け以降の日経平均先物の手口情報を集計すると、メリルリンチ日本証券やUBS証券、クレディ・スイス証券、BNPパリバ証券などが売り越しに転じた。みずほ証券の三浦氏は、裁定解消の動きが加速すれば、日経平均は1万8000円程度まで下落する可能性があると読む。


日経平均CFDも18500円割れから買いスタンスとします。

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