2018年11月14日水曜日

WTI原油は史上最長記録、12営業日連続安。

※WTI原油日足


下げ方が尋常じゃないのが気になりますね。

昨日OPECの月報(毎月公表されるもの)が発表され
2019年の需要見通しを引き下げました。
これが更なる弱気を加速させたようです。

一方でIEA国際エネルギー機関は13日公表の
2018年版の「エネルギー展望」で
各国政府が計画中の政策を実行すると想定した場合、
原油価格は2025年に1バレル=88ドルになるとの見通しを示しているのですが、、、

原油価格は2017年夏まで40ドル台に沈んでいたため、
投資不足状態が続いていたんですよね。

本来必要な生産プロジェクトの半分程度しか進められていない状況で
このままいくと2025年には深刻な供給不足になる、というものですが、
これは随分と先の話。

足下では需給の緩みがテーマです。

バルチック海運指数も足下急低下中で、マーケットの空気は良くありません。

※バルチック海運指数


米株も日本株も戻りを売られて2番底を探りに行くような展開です。

※米株3指標と日経平均


そして今日はこんなニュースも。

GEの社債、警告のサイン発信-CDS市場で保証コスト急上昇
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-11-13/PI56EU6KLVRD01

GEは、組成時から唯一残っていたダウ平均構成銘柄だったのですが
業績が悪く6月26日にダウを追い出されしいます。
(代わりにドラッグストア大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが加わった)

だから、ダウを見るうえで懸念材料となるものではないのですが、
これまで米株上昇をけん引してきたハイテクセクターが崩れ始め、
米国の工業セクターの雄であったGEの倒産リスクが
高まる事態にまで追い込まれているとは。

ひょっとしたら、足下のドル高は有事想定のレパトリもあるのかな、
という気もしますが、欧州、英国が弱いせいでのドル高を言われれば
それも間違いではないので、はっきりとは分かりません。

これが12月決算のファンドの解約に伴う45日ルールの15日までの売りなら
いいのですが、、、。

もしそうであれば、今日あたりの安値は拾ってみるのもあり、
ということになります。

昨日は英国とEUがブレグジット草案で合意したとの報道で
ポンドが吹き上がる局面もあり(これが怖くてポンドには手を出せなかった)

今日14日にかメイ首相は閣僚を招集して草案を示すということで
ちゃぶ台返しがない限り、ポンドは買戻しのチャネル入りかと思うのですが
まだポンドは怖くて手を出さずにおります💦

英国とEUがブレグジット草案で合意:英政界はこうみる
https://jp.reuters.com/article/britain-eu-reaction-idJPKCN1NJ0AC
米株も原油もトップアウトしたようなチャート形状なので
長期的には良くないと思うのですが、
原油などは短期的にはやや売られすぎですので
サウジの減産などが材料視されて反発する局面ではないかと思います。
原油は長期的には投資不足ですので、50ドルを割るようなところまで
売られたら絶好の買い場かと。現在55ドルですが、、、。

45日ルール設定の15日を明日に控えていること、
原油に反発の期待もあること、(61.8%下落で止まっている)
そして、一度諦めたNZドル/ドルが強いこと、
ブレグジット合意が近そうなこと、

ということを勘案すると、今週後半から
短期的な戻り相場がありそうです。
短期的な、ですが。

一度撤退したキウイが強いので再エントリーしました。

NZドル/円77.04円 
NZドル/ドル0.67643ドル

ドルストレートとクロス円どっちがいいのかわかんないのでどちらも。
ドル円が底堅いのでNZドル/円も意外と行けそうです。
右側がNZドル/円ですが、200EMAも超えています。

ユーロ/ドル相場ショートは継続です。
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