2019年6月18日火曜日

クロス円はきれいに下落トレンドを継続。


ドルストレート通貨も、一時ドル安方向に流れが変わっていましたが
結局ドル高トレンド継続って感じね。


ということで、通貨インデックス一覧で見ると
「ドル高円高」の流れ継続。
オセアニア、カナダ、ポンドの弱さが際立ってきました。


今夜17日㈪のNY市場では
NY連銀製造業景気指数が予想外のマイナスに落ち込んだほか
(+11予想が▼8.6よ、史上最大の下げ幅だって・・・)
NAHB住宅市場指数も悪化したためドル売りが優勢となる局面もあったのですが、、、。

6月NY連銀製造業景気指数:-8.6(予想:11.0、5月:17.8)
6月NAHB住宅市場指数:64(予想:67、5月:66)

先週発表された小売売上高は良かったんですけどねぇ。
悪い指標も目立ち始めた米国ですが、今週はFOMC

この結果待ちで、株式市場、債券市場、コモディティ市場は
様子見気分が強まっています。

※※上段 ダウ、日経、米10年債、上海総合
  下段 金、原油、VIX 韓国


今夜のダウ平均はボーイング1銘柄で50ドル押し上げていますので
ほぼ動いていないというか・・・。

為替市場では、ボラ低めながらドル高円高のトレンドがはっきり出ていますので
今は為替が一番わかりやすいと言えるかな。  
  
ユーロも下落が大きくなるかもしれません。

ECBは行動の用意、リスクが数カ月内に顕在化の可能性-クーレ理事
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-06-17/PT8JWK6JTSEG01?utm_source=twitter&utm_campaign=socialflow-organic&utm_medium=social&cmpid%3D=socialflow-twitter-japan&utm_content=japan

景気を支えるために必要であればECBは行動の用意があり、
数カ月内にそのような決断に直面する可能性がある

FOMC直前、米国の利下げに注目が集まっていますが
豪州も利下げし、あと2回の利下げ予想があるほか、
ECBも利上げ時期を先延ばししただけでなく
QE再開を匂わせています。

結局ドルより他通貨の金融政策のほうがより緩和的なので
ドルは下がらないということになるんじゃないかと思っています。

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株式市場は利下げ期待で高止まりですが
リスクとしてはG20での米中首脳会談の行方に注目しておかねばなりませんが
今夜ロス米商務長官は
「中国との合意は出来るだろうがG20の間ではないだろう」
「交渉は複雑でありゴールするまで不確か」
「もし、貿易で中国と合意成立しなければトランプ大統領は関税発動することで満足」
と強硬姿勢を崩していません。

ところが、中国はG20前に北朝鮮訪朝を決めたとの報道。

この報道を受けて私は
習近平氏がG20に出席するつもりがある、と考えますが
(突然の訪朝決定は、G20での面子を保つ材料を作るためでは?)
悪くとらえれば、北朝鮮と連携し反米路線を固める考えだという見方もあるかも。

その意味では、さらなる緊張の高まりも想定しておかなくてはならないのですが
イランも米国に対する強硬姿勢を強めています。

イラン低濃縮ウラン、核合意の貯蔵量を超過へ
https://www.yomiuri.co.jp/world/20190617-OYT1T50210/

イランの核兵器開発を阻止するため2015年に締結された合意を、
イランが初めて違反する恐れ(6/27頃か)

米・イランの緊張増大、背後で何を駆け引き?
https://jp.wsj.com/articles/SB10936121202903674104504585371701427420496

こうした背景を鑑みると、株価インデックスをここから買う気には
なりませんよね。。。(ポジショントーク)

ポジションは全て継続。
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