亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

米国指標は今週、どこまで強気の結果が出てくるのか見もの

2016年05月31日 22時36分57秒 | 金市場

さてメモリアル・デーの3連休前にファンドの売りに1206.40ドルまで見ていた金市場。NY、ロンドンがそろって休場の中で週明けの金市場は、かろうじて1200ドルを維持。本日もアジアの時間帯さらにロンドンと売り買い交錯ながら1200超は維持。今夜のNYが見ものだが、すでにイエレン発言は先週末に出ており、利上げする方向性は決まったということで、その通り金市場も反応済み。この上は、その条件である実際の米国経済指標が利上げを正当化するようなものになるかどうかということになる。

週末金曜日の5月の米雇用統計は言うに及ばず。本日は個人消費支出(PCE)、個人所得、個人消費支出(PCE)物価指数、コアPCEからS&P ケースシラー住宅価格指数などいくつかの指標の発表があった。

いずれも市場予想に沿ったも結果になったが、そもそも予想自体がやや強気のものだったことから、発表直後に金市場は売りが膨らんだものの、崩れることなく1210ドル前後を維持して推移している。昨日、「基本的には、目先はこれ以上に深押しは回避されるのではと思っている」としたが、ここまでのところ間違ってないようだ。今週は、ISMなど重要指標の発表が続くが、結局、よほど強気の結果が出ない限りここからの目立った下げはないものと思われる。あっても1180ドルを維持すればOKと思う。

米国指標は今週、どこまで強気の結果が出てくるのか見もの。早くも6月。早い・・。


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