亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

早くも2016年も上半期終了

2016年06月30日 22時57分19秒 | 金市場

ボリス・ジョンソン前ロンドン市長、保守党党首選に不出馬宣言・・・・・今週に入ってからの言動を伝える(そう多くない)報道を見ていて、腰が引けているんじゃないかと思っていた。何だかなぁ・・。遺恨が残らず、いいかもね。

現在、これを書いている足元のNYコメックスの金価格は1320.50ドル。昨日もおおむね1320ドルを挟んだレンジ相場で推移したが、これは先週末のNYの通常取引からほとんど変わっていない。つまり、投票結果で離脱が濃厚になりNY時間外で1360ドル台まで急騰してその後売り戻された水準が1320ドル前後であり、そのままレンジ相場に入り1週間経過。現段階の内部要因を含、金市場の落ち着きどころということになっている。

繰り返しになるがNY先物市場では買い越し残が過去最大に膨れ上がっていたことから、上値では利益確定の売りが出て抑えられ、1300ドル方向に下げると、押し目買いが入る状況にある。基本的には、今回の騒動で米国FRBの利上げ観測が一気に後退したことが、基本部分で金価格の先高観をサポートしている。したがって、Brexitに目先のいt循環が出たいま、週末から来週末にかけて発表される米国関連を中心に経済指標に市場の関心が戻ることになる。すでにGDP確報値をはじめいくつかの指標の発表は済み、いずれも温度差はあるものの、とりたてて悪いものもないという、これまでのパターンが続いている。つまり指標も落ちつている。来週末の雇用統計が最大注目材料だが、明日の中国PMIや米IS製造業景況指数などは、結果如何によっては、後から材料として良かれ悪しかれジワジワ効いてきそうだ。

早くも2016年も上半期終了。




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