昨日は、報じられているようにアジアの午前の時間帯にイタリアの憲法改正の是非をめぐる国民投票とオーストリアの大統領選の結果が判明することになった。イタリアの国民投票は否決され、レンツィ首相は辞意を表明することになった。今後、与党内で次の首相選びを進めることになる。最悪のパターンは、早期解散という流れで、そうなると反ユーロ政権の誕生につながりかねないことになる。ただし現時点でその可能性は低く、今後の経緯を見守るにしても、総選挙は2017年という捉え方がマーケットには多いようだ。敢えて国民投票に自身の進退を掛けたレンツィ首相の方針に対する批判的な見方も多いと思われ、イタリア政局は折にふれ金融市場の関心事になりそうだ。
この結果に5日のアジア時間の市場は揺れることになった。ユーロは急落状態となり、ユーロドルは一時2015年2月以来の安値となる1.0505ドルまで記録。しかし、その後は急速に値戻し、欧州時間には1.07ドル台を回復することになった。
今回の結果については、早くから否決が有力視されマーケットはそれを前提に動いていたとみられる。いわば材料出尽くしという流れに落ち着くことになった。同じ時間帯に明らかになった、オーストリア大統領選挙の結果で極右候補が敗北となったことも、この流れを作ったと思われる。オーストリアの結果が逆であったら、イタリアの結果もよりネガティブに受け止められ、影響が大きくなっていた可能性がある。
いずれにしても昨日のユーロドルは、日足で下髭の長い陽線となったが、イベント主導で目先の下値を付けたというところか。いうまでもなく2017年は、いろいろ問題を控えるが。。
この結果に5日のアジア時間の市場は揺れることになった。ユーロは急落状態となり、ユーロドルは一時2015年2月以来の安値となる1.0505ドルまで記録。しかし、その後は急速に値戻し、欧州時間には1.07ドル台を回復することになった。
今回の結果については、早くから否決が有力視されマーケットはそれを前提に動いていたとみられる。いわば材料出尽くしという流れに落ち着くことになった。同じ時間帯に明らかになった、オーストリア大統領選挙の結果で極右候補が敗北となったことも、この流れを作ったと思われる。オーストリアの結果が逆であったら、イタリアの結果もよりネガティブに受け止められ、影響が大きくなっていた可能性がある。
いずれにしても昨日のユーロドルは、日足で下髭の長い陽線となったが、イベント主導で目先の下値を付けたというところか。いうまでもなく2017年は、いろいろ問題を控えるが。。