亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

声明文のみのFOMC。注目度の高まりそうな3週間後の議事録要旨

2017年07月26日 19時54分41秒 | 金融市場の話題

本日はFOMC(連邦公開市場委員会)声明文発表のイベント日で日本時間では明朝午前3時の発表。7月は声明文の発表のみのFOMCゆえに、その文言の微妙な変化から、FRBの意志を読み取ることになる。今年2月1日の声明文にて“relatively soon”という表現が使われ3月に利上げに踏み切ったことから、今回も「資産縮小の着手時期」に関しこの文言が使われるのではとの見方あり。

市場の関心事はそれよりもインフレ見通しの判断がどうなるかに集まっている。雇用統計での賃金上昇も鈍く、このところ4ヵ月連続で消費者物価指数(CPI)も鈍化する中で、FRB内部でもインフレについては意見が割れていることは、FOMC参加者それぞれの講演や発言内容からあきらか。前回、「インフレ鈍化は一時的」とした見方を修正するのか否か。微妙な表現の変化が見られた場合、市場の受け止め方次第で為替も金も上下双方どちらに動いても不思議はなく要注意かな。

今回の会合で、資産縮小着手を「決定」となれば、サプライズ。

今回のFOMCについては、3週間後に発表される議事録要旨(どんな意見が出ていたか)がより材料視されるのではと思っている。

ところで、トランプ政権はスタッフの解任、辞任がまだ続きそうな気配濃厚で、主要閣僚の名前も挙がっており、いよいよ政権自体が流動化する可能性が高まっている。やめればいいのにツイッターでの放言が、自らを窮地に追いやる展開が続いている。そんな折に北朝鮮がまた動くとの話もあって、さて、どうなるか。






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