昨日は、15日の講演でイエレン議長が13日の米コアCPIの弱い結果を受けても、年内利上げ方針のみならず来年も利上げを続ける意思を示したにもかかわらず、16日のアジア時間の金は1300ドル台で堅調に推移していると書いた。結局、それはNYの時間帯に入って発表されたNY連銀製造業景況指数が、前月の24.4から20.4へ悪化予想のところ結果は30.2への上昇。つまり予想外。2014年9月に同水準があったが、これは2009年10月の33.3以来の水準。
ところがこの結果にも、金は売られることなく1305ドル前後で推移し、最後は若干のマイナス圏となる前日比1.60ドル安の1303.00ドルで終了。ところが、このまま終了とはならなかった。
その後の時間外取引でにわかに売りが膨らみ、徐々に水準を切り下げることになり、現地時間の午後3時には1290ドルに接近し1292.50ドルの安値を見ることになった。そして1300ドル割れのまま17日のアジア市場に引き継がれることになった。
何があったのか。次期FRB議長の候補としてスタンフォード大学のテイラー教授と先週面談していたトランプ大統領だが、関係者によると同教授に対する大統領の評価が高いという話がNY現地午後2時過ぎ流れる。同教授は、インフレ率と失業率から望ましい政策金利を機械的に導入するという「テイラールール」で知られ、現状の金利は低すぎると指摘していおり、かなりのタカ派と目される人物。このニュースが伝えられた後に、米金利は短、中、長期と上昇、金市場ではファンドの売りを誘発することになった。結局、最後に次期FRB議長の人事に振り回される1日となった。
なお、ロイターが伝えるところでは、トランプ大統領は19日にイエレン議長と面談する予定とされる。
ところがこの結果にも、金は売られることなく1305ドル前後で推移し、最後は若干のマイナス圏となる前日比1.60ドル安の1303.00ドルで終了。ところが、このまま終了とはならなかった。
その後の時間外取引でにわかに売りが膨らみ、徐々に水準を切り下げることになり、現地時間の午後3時には1290ドルに接近し1292.50ドルの安値を見ることになった。そして1300ドル割れのまま17日のアジア市場に引き継がれることになった。
何があったのか。次期FRB議長の候補としてスタンフォード大学のテイラー教授と先週面談していたトランプ大統領だが、関係者によると同教授に対する大統領の評価が高いという話がNY現地午後2時過ぎ流れる。同教授は、インフレ率と失業率から望ましい政策金利を機械的に導入するという「テイラールール」で知られ、現状の金利は低すぎると指摘していおり、かなりのタカ派と目される人物。このニュースが伝えられた後に、米金利は短、中、長期と上昇、金市場ではファンドの売りを誘発することになった。結局、最後に次期FRB議長の人事に振り回される1日となった。
なお、ロイターが伝えるところでは、トランプ大統領は19日にイエレン議長と面談する予定とされる。