「大阪国際空港 ターミナル改修プロジェクト」 | 箔のちからのブログ

「大阪国際空港 ターミナル改修プロジェクト」

大阪国際空港では約50年ぶりとなる大規模改修が行われることとなり、そのターミナルビル改修プロジェクトにおいて、箔一の“金箔装飾”が過去最大規模で採用されました。

 

 

開放感あふれる吹き抜けの中央エリアに採用された、エッチングガラスの柱の金箔装飾。

 

 

これだけ大きなガラスに装飾を施し、取り付けるためには大変な技術と労力が必要となります。完成までに変更、破損等のトラブルで何度かやり直したとも聞いています。

 

広々とした空間に並ぶこの柱を実際に目の当たりにし、またその背景を考えると、ただただ「すごい」の一言につきます。

 

 

 

 

 

 

この他にもガラスの円柱、手すりの併せガラスなど多くの場所で、箔一の装飾をメインに採用いただいています。

 

 

 

様々な企業の技術力が集結して完成されたこの空間創造に、箔一が携われたことは、大変誇らしいことです。

 

 

 

今回、箔一の金箔装飾を導入いただいた背景には、これまでの実績を高く評価していただいたと同時に、コンセプトが“日本らしさ”であったからです。

 

 

今日、世界中の空港をみると『個性』というものがどんどん失われていっているように感じます。

 

 

 

 

“日本らしさ”を表現するためには時間も労力も必要となりますが、それを惜しまず、「金沢箔」という伝統工芸を取り入れていただいたこと、関係各位に心から感謝を申し上げます。

 

 

今後もトレンドとなり得る、現代建築と伝統工芸を融合させた建築事業をますます発展させていき、成田国際空港をはじめ、大阪駅、今回の大阪国際空港の実績を携え、地元北陸の地にも提案していきたいと考えています。