亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

“下振れ”の時間帯  Let it go.

2018年07月19日 23時23分10秒 | 金市場

本日は午後3時過ぎからレポート書き。中間選挙とトランプリスクというようなテーマで2000数百字。検証可能な非可逆的な核廃棄は、おめでたい大統領のお蔭で当座はダメになったので(少なくとも今は)、北朝鮮側の要求する内容【朝鮮戦争の終了宣言】に、なびいたら日本にとって最悪のシナリオとした。

何ゆえ終戦宣言なのかというと、それすなわち遅ればせながらの“戦後補償”が題目にあがるわけで、完了していない日本から多額の賠償金をせしめれば、それを経済分野に使えることになる。あるいは核開発の加速ということか。週刊エコノミストによると1965年当時、日韓講和条約に沿って、日本は韓国側に今の価値換算で4兆円の賠償金を支払ったとされる。北朝鮮がそうした要求をしても不思議はなく、米国に対し核放棄の手順云々よりも、戦争終結宣言をやろうというのはわかる。しかし、事はそう簡単ではないわけで、核廃棄の時間軸や具体的な手順が具体的にならないかぎり、そうした要求に応じるべきではないと思う。

金価格が下値追いをしている。先週前半までに値ごろ感から買いついたロングの投げ、またフレッシュ・ショートが増えていると思われる。いわゆる“下振れ”の時間帯ゆえに、掛る上はLet it go.状態。

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