亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

2000億ドル対中追加関税発動の報の中で、日経平均棒立ち

2018年09月18日 22時12分13秒 | 金融市場の話題
NYの現地時間昼に宣言したように、米国株の引け約2時間半後に2000億ドルの中国製品への追加輸入関税が発表された。意外性があったのは、発動が来週24日からということ。総額500億ドル相当の輸入品に比べ、消費財が多くなる分、品目の選定に時間がかかると思われたが、そんなことはなかったようだ。報じられているところによると、5745品目らしい。家具や家電から食料品にまで消費材に及ぶというが、それはそうだろう昨年の中国からの輸入額の半分に課税するのだから。さらに追加すれば、もっと米国消費者に影響が及ぶ。どこで、矛を収めるか。

まわりが現実路線をとろうと画策しても、殿はやりたいようにやる、ということか。これで、中国サイドが折れてくれば、してやったりということだろうが、ここから先は水面下の交渉もあり、何でもありなので、スタンドプレーばかり目立つが、果たしてどうなるか。本日の東京株式市場では「短期筋」と日経が報じるファンドの先物買いが殺到し、思わぬ棒立ちとなったのは、米国がトランプ政権ならではということか。中国側が、外務省の報道担当が一般的な非難声明を読み上げただけで沈黙を守っているだけに、どうなるか。

今夜は、この時間(日本時間22時)米10年債が3%台に再び上昇。ユーロが踏ん張っているので、ショートカバー主導のNY金は1205ドル前後で推移中。





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