亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

振り子は振り切らないと戻ってこない(GAFAとNY金は共通の基盤の上に立っている)

2020年01月17日 20時25分22秒 | 金市場
本日はラジオNIKKEIの9時からの市況番組「マーケット・プレス」に9時37分から54分ころまで電話出演だった。

3指数そろって連日の過去最高値更新中の米国株式の上昇が、ここまで景気拡大とリンクしてきた状況ゆえに、この上げの顛末がどうなるか。足元でFRBの短期金融市場への資金供給が続いている。今週14日にもNY連銀はこの先1カ月は翌日物を連日最大1200憶ドル(約13兆円)をめどに供給を決め実施。さらに2週間物を週2回程度、300~350憶ドル供給するとしている。年末を越えても資金ショートが続いていることを表す。月に1回の見直しだが、当初の想定通り少なくともこの春まで続ける・・・・で済むのか否か。景気拡大期の3連続利下げに続く、金融拡大。ゴルディロックス(適温経済)下の適温相場は今や過熱相場の域に入っている。理屈の上で過熱を覆い隠すのが、低金利、潤沢な資金を社債発行で搔き集めての自社株買い。その環境作り、資金供給減の胴元がFRBという図式。その胴元の活動はまだ続く。。ラジオでの話の一部はこのような内容。

振り子は振り切らないと戻ってこない。。。

そうしたカンカンのリスクオン環境の中で下げない金。なぜ下げないのか。それは同じ環境に金も支えられているから。。GAFAとNY金は共通の基盤の上に立っている。

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