■ツール・ド・フランスが今年でちょうど100回目！

　 「オリンピック」「 FIFA ワールドカップ」に続く、世界 3 大スポーツイベントの一つである「ツール・ド・フランス（以下：ツール）は今年で 100 回目を迎えます。この記念すべき大会を祝し、フランス国立造幣局から精巧なデザインのコインが発行されました。
　金・銀貨の裏面は、共通デザインになっており、ツールのロゴと「 100th edition （第 100 回大会）」の文字が刻まれています。コルシカ島と凱旋門は、 2013 年大会の出発地点とゴール地点を表しています。

■世界中の人々を熱中させる“ツール”の魅力
ツール・ド・フランスは、毎年7月に23日間の日程で距離にして3,300km前後、高低差2,000m以上という起伏に富んだコースを走り抜く、自転車プロロードレースです。フランス語で「フランス一周」を意味する名称の通り、レースの多くはフランス国内が中心ですが、英国、イタリア、スペイン、ベルギー、モナコなど周辺国が舞台になるステージもあります。主催はフランスの大企業アモリ・スポル・オルガニザシオン。スポンサーの名を冠した9人編成（最低6人）の20?22チームが参加しますが、出場選手の国籍は、ヨーロッパに限らずアメリカやオーストラリア、カザフスタン、コロンビアなど多様です。

　 また、隣国の大規模なステージレース、ジロ・デ・イタリア（イタリア一周）とブエルタ・ア・エスパーニャ（スペイン一周）と共にグランツールと呼ばれますが、その中で知名度は突出しており、日本でも「世界最大の自転車レース」として広く知られています。世界中に熱狂的なファンが多く存在しており、開催規模やTV放映される国の多さ、参加する選手の国籍の多彩さなどから見ても世界屈指のスポーツ競技大会といえます。

■商品ラインナップ
500 、 200 、 50 、 5 ユーロの各金貨表面には、自転車に乗った二人の選手が描かれています。左側の選手は 1903 年大会の勝者を、もう一人は現代のレース走者を表し、二人の自転車がタイヤ一つを共有することにより、過去と現在のつながりを表現しています。また、 500 ユーロ金貨は、わずか 99 枚しか発行されないため、コレクターアイテムとしての希少性の高さも魅力の一つです。