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金沢・ひがし茶屋街に地酒と伝統工芸の複合店、金箔メーカーがプロデュース

1階の立ち飲みテーブル

1階の立ち飲みテーブル

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 金沢のひがし茶屋街に6月28日、石川県内の地酒と伝統工芸がテーマの複合店「ひがしやま酒楽」(金沢市東山、TEL 076-251-1139)がオープンした。

「ひがしやま酒楽」の店内

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 運営は、数多くの地酒を取り扱う酒販店「酒の井なみ屋」(金沢市出雲町)。店舗の企画・総合プロデュースは、金箔(きんぱく)メーカーの「箔一」(同森戸)が行った。同社は重要伝統的建造物保存地区で観光名所でもある同茶屋街で既に2店舗を展開しており、同店を観光客と男性をターゲットとする新たなコンセプト店として位置付ける。

 木目調の落ち着いた雰囲気に仕上げた同店の店舗面積は74坪。1階の試飲コーナーには、立ち飲み用のカウンターとテーブル合わせて20席を設け、約80種の地酒をグラス1杯(30ミリリットル)500円~2,500円で提供する。

 1階ではほかに、地酒約120種、食用金箔や金箔を施した酒器など「お酒を楽しむ」ための金箔アイテム、日本酒に合う地元の厳選珍味も販売する。2階はテーブル席と畳敷きの座敷で30席ほどのフリースペースで、1階で購入した地酒やつまみで気軽にゆったりと楽しむことができる。

 県により今年2月に制定された「いしかわの酒による乾杯を推進する条例」や日本酒に注目が集まっている背景を受け、出店を進めてきた同社。広報担当は「男性や一人で茶屋街を訪れた人が気軽に立ち寄り、石川の地酒や伝統工芸に触れる機会になれば」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は9時~17時。

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