金の新商品が上場、東商取「主力に育成」
限日取引スタート
東京商品取引所で7日、金の新商品「東京ゴールドスポット100」が上場した。新規上場は、解散した東京穀物商品取引所から農産物を引き継いだ2013年2月以来。売りや買いで決済しなかった注文(建玉)が自動的に翌取引日に引き継がれる限日取引の仕組みを導入した。
同日午前に始まった取引では1グラム4565円で寄りついた。東商取の江崎格社長は「ぜひ、主力商品として育てていきたい」と抱負を語った。
今回取り入れた限日取引は個人投資家を呼び込むため、外国為替証拠金取引(FX)の仕組みに近づけている。従来の商品先物で導入されている「限月取引」は、取引が満了になる月の最終取引日までにいったん取引を手じまう必要がある。