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東商取 白金限日取引スタート 初日売買高「金」上回る

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東京商品取引所は21日、決済期限のない白金(プラチナ)の証拠金取引「白金限日取引(愛称=プラチナスポット)」の取引を始めた。1グラム3549円の初値で始まり、清算値3485円で通常取引を終えた。同日の売買高は2万1606枚(枚は最低取引単位)で、2015年5月7日に上場した金限日取引(ゴールドスポット)の開始日を上回った。

白金限日取引は、金限日取引と同じ個人投資家向けの商品設計で、取引単位は最低100グラムと標準の白金先物(500グラム)の5分の1に抑えた。証拠金も1万4千円前後で先物(約7万円)の5分の1。リスクとリターンを低く抑え、原則、現物の受け渡しがない差金決済型にした。

商品先物取引に詳しいコモディティーインテリジェンスの近藤雅世社長は「初日の取引が盛況だったのは、金限日取引の定着で個人投資家の投資意欲が強いため」と指摘する。金限日取引の売買高も現在、当初目標の1日平均1万枚を超える1万6千枚程度に達する。東商取は個人を中心に投資人気を掘り起こし、流動性の向上につなげる考えだ。

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