金ETFのSPDRゴールド、金保有高が4月に大幅減少

[ニューヨーク 1日 ロイター] 金を裏付けとする上場投資信託(ETF)「SPDRゴールド・トラスト」の金保有高は4月に月間ベースで過去最大の減少幅を記録した。
3月から約143トン減少し、2004年11月のローンチ以来最大の落ち込みとなった。
4月末時点の金保有高は1078.5トンで2009年以来の低水準。3月末時点は1221.26トンだった。
一方、米造幣局の4月のイーグル金貨販売は2009年12月以来の高水準に増加。4月に見られた金の大幅下落を受けファンドが売りを出した一方、安値で貴金属を保有しようとする個人投資家の間で需要が急増したことが浮き彫りとなった。
4月のイーグル金貨販売は20万9500オンスと前年同月の10倍に膨らんだ。
1─4月の米金貨販売は50万2000オンス。前年同期は11万6200オンスだった。

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