米夫婦が庭で発見した金貨が競売に、価値1億円のコインも

[サンフランシスコ 27日 ロイター] - 貨幣専門店カギンズによると、米カリフォルニア州ゴールドカントリーに住む夫婦が私有地内で犬の散歩中に発見した1000万ドル(約10億2000万円)相当の金貨の大半が27日、同州サンフランシスコでオークションに掛けられる。
ゴールドカントリーは1849年のゴールドラッシュ時代にちなんで名付けられた地名。夫婦の氏名など詳細は明らかにされていないが、昨年4月に庭で犬の散歩中、さびついた金属缶が埋もれているのを発見。掘り出してみると、計8缶に1427枚の金貨が入っていた。
カギンズの専門家によると、金貨は1800年代半ばから後半に鋳造されたもので、新品同様の状態だった。
オークションは1866年に鋳造された20ドル金貨からスタートするという。同金貨は約100万ドルの価値があるとみられている。この金貨のオークションで得られた収益は、会場となった造幣局を修復し、ミュージアムに改装する費用に充てられるという。
残りの金貨はカギンズのウェブサイトと、ネット通販大手アマゾン・ドット・コムで同日午後9時(太平洋夏時間)から売りに出される。

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