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JR東日本、金色基調の奥山清行氏プロデュース「クルーズトレイン」発表

キーワード金色 

 JR東日本は2014年6月3日、2017年春頃に運行開始予定の豪華列車「クルーズトレイン」のデザインイメージを公開。コンセプトは「時間と空間の移り変わりを楽しむ列車」で、フェラーリや新幹線E7系などのデザインで知られる奥山清行さんがプロデュース。
▼JR東日本:「日本を楽しむあなただけの上質な体験」を感じる旅が始まります。
? クルーズトレインの列車デザインについて ?


奥山清行氏プロデュース「クルーズトレイン」

1.列車デザインについて
「時間と空間の移り変わりを楽しむ列車」をデザインコンセプトとし、KEN OKUYAMA DESIGN の奥山清行氏のプロデュースにより、ご旅行中にお客さまが快適にお過ごしいただくためのインテリアや、JR東日本のフラッグシップ列車としてふさわしいエクステリアデザインについて検討を進めて参りましたが、そのイメージは以下のとおりです。
編成は、先頭車(展望エリア付き動力車)2両、パブリックスペースとしてラウンジ車1両、ダイニング車1両、パーソナルスペースとして客室のデラックススイート車1両、スイート車5両の計10両で構成いたします。



2.エクステリアデザインについて
先頭車は、ダイナミックに流れる自然の景観を感じていただけるよう、ガラス張りの形状としております。編成の中ほどにあるラウンジ車両には、大きなエントランスドアを設け、ラウンジ全体を覆う樹木のような有機的な窓、隣のダイニング車両は高さを意識した窓、客室にはプライベート性を重視した窓など、これら車両ごとの快適さや機能性に即した窓形状による外観が、この旅のさまざまな体験を予感させるデザインとする予定です。

3.インテリアデザインについて
○ 先頭車展望エリア
先頭車には、前方眺望をお楽しみいただくための展望エリアをご用意しております。展望エリ
アでは、自然の雄大さ、開放感、移動するダイナミズムをライブでご覧いただくために、大きな窓ガラスを配したデザインとする予定です。



○ ラウンジエリア
ラウンジは、エリア中央のエントランスから車内に入ると、ホテルを感じさせるおもてなしや旅の高揚感、非日常感を醸し出す空間とします。空間の限られた列車の中で、人と集い語りあうオープンなパブリックスペースとなるよう天井を高くとり、樹木を思わせる曲面が、談笑する人々を優しく包み込むようなデザインとする予定です。

○ ダイニングエリア
ダイニングエリアは、流れる車窓を見ながら、土地の旬を食し、この旅をともにする人たちと語らう時間を演出します。その時間と空間が豊かに混じり合う豊潤な時間を、ゆったりとしたスペースで感じていただくため、モダンに和のテイストを取り入れ、五感を心地よく刺激する「ハレ」の空間を演出したデザインとする予定です。

○ デラックススイートルーム
デラックススイートルームはメゾネットタイプとフラットタイプ各1室、計2室をご用意しており、空間の贅沢さと上質さ、和のモダンを共通のテーマとしております。メゾネットタイプは、景観を楽しめるスケール感のある階上部と、クローズした空間が安心感をもたらす階下部の構成とし、和の伝統であるきめ細やかな意匠や素材感をモダンなデザインとして展開し、深みのある心地よさと同時に、新しい時代の上質感を表現します。一方、フラットタイプは、メゾネットタイプとは違う、表情豊かで上質な空間を演出するデザインとする予定です。



○ スイートルーム
スイートルームは15室ご用意しており、うち1室はバリアフリーに対応したお部屋をご用意いたします。デザインは、きめ細やかな日本の美意識をモダンな意匠に盛り込みながら、フラットなフロア構成による穏やかな空間で、安らぎと開放感を演出したデザインとする予定です。



※列車編成イメージやイメージパースは現在検討中のものであり、今後変更になる可能性があります。

4.クルーズトレイン専用ホームページの開設について
クルーズトレインの上質な旅のイメージを感じていただける専用ホームページを開設します。
○ 開設時期 : 2014 年 6 月下旬(予定)
○ URL : http://www.jreast.co.jp/cruisetrain

5.運行開始時期について
運行開始時期につきましては、2017 年春ごろといたします。


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