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米ミシガン大:金・銅鉱山買収ファンドへの投資を計画

  • 同大寄付基金、ファンドに32.7億円を投資へ
  • 金は今年、主要金属の中で銀に次いで高いパフォーマンス示す

米ミシガン大学は、財政難に陥った企業から北米の金・銅鉱山を買収するファンドに3000万ドル(約32億7000万円)を投資することを計画している。

  19日に開かれる理事会の資料によると、ミシガン大はウォータートン・グローバル・リソーシズ・マネジメント(トロント)が運用する「ウォータートン・マイニング・パラレル・ファンド」に投資する方針。同大の寄付基金の総額は昨年6月30日時点で100億ドル。

  欧州と日本でマイナス金利が導入され、米金融当局がさらなる金融引き締めを実施できるかどうかについて懸念が高まる中、金相場は今年、主要金属の中で銀に次いで高いパフォーマンスを示している。

  ミシガン大のケビン・へガーティ最高財務責任者(CFO)は承認申請書で「鉱山会社は2011年以降に商品価格が下落する前に合併・買収(M&A)活動のため多額の債務を負い、財政難に陥った。それが投資の好機を生み出している」と指摘。「現在これらの企業はバランスシートの強化を目指しており、現金調達と債務水準押し下げに向け資産を売却している」と説明した。

原題:University of Michigan to Invest in Gold, Copper Mining Fund(抜粋)

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