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107億ウォンの黄金ワシの象を路上で強奪 カナダ・バンクーバー

107億ウォンの黄金ワシの象を路上で強奪 カナダ・バンクーバー

Posted June. 02, 2016 07:27,   

Updated June. 02, 2016 07:41

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カナダで、エメラルドやダイヤモンドがちりばめられた900万ドル(約107億ウォン)もの黄金のワシ像が、路上で強盗に奪われる事件が起きた。高さ27センチ、重さ約8.2キロのこのワシ像は、カナダの現代芸術品の中でも最も高いという評価を受けている。

カナダ放送であるCTVなどの地元のメディアは、「マルタのイーグル(The Maltese Eagle)」と呼ばれる黄金のワシ像を29日午後10時ごろ、バンクーバーのラドナー通りで、二人の強盗に奪われたと、先月30日付で報じた。ワシ像の持ち主であり事業家でもある宝石愛好家のローン・ショア氏は、周辺の教会でのコンサート観覧が終わった後、自分の車で移送する際、強盗に襲われた。犯人たちは、カバンの中にあったワシ像を奪って逃走した。

普段から宝石などへの関心の高かったショア氏は、相続で手にした財産や貯蓄だけでなく、住宅ローンまで組んで、2009年、芸術家に依頼して、ワシの像を作らせた。胴体は14Kと18Kの金で、尻尾は14Kのプラチナで作られており、頭は736個の小さなダイヤモンドで覆われている。ワシの爪の下にちりばめられた12.72カラットのエメラルドは、この作品の白眉といえるが、宝石価格だけでも600万ドル(約72億ウォン)に上る。

ショア氏は、乳がんで亡くなった妹を顕彰するために、巨額の乳がん撲滅基金を出したいと思って、このワシ象の売却を進めてきた。



황인찬기자 ファン・インチャン記者 hic@donga.com