リオデジャネイロ五輪・パラリンピック組織委員会は14日、環境保全に配慮した両大会のメダルを発表した。

 金メダルの素材となる金は、採取に当たり環境汚染が問題になる水銀を一切使わなかった。銀、銅のメダルは、30%が再生素材で製造された。

 五輪のメダルには大会ロゴと月桂(げっけい)樹の葉がデザインされ、もう一方の面には伝統に従い、アテネのパナシナイコ競技場と勝利の女神「ニケ」の図柄があしらわれた。

 パラリンピックのメダルは、振ると音が鳴る仕組みになっている。音の大きさで金、銀、銅を区別できる。

 「新しい世界」の大会スローガンも発表された。式典に出席した国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は「南米初の五輪へ最後のカウントダウンが始まる」とあいさつした。