金魚

うろこが金色とメタリック 新品種人気

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木村豊さん(奥)が開発した「黄金魚」(手前右)と「キラキラ」2種=三股智子撮影
木村豊さん(奥)が開発した「黄金魚」(手前右)と「キラキラ」2種=三股智子撮影

 埼玉県久喜市菖蒲町で金魚を養殖している「木村養魚場」の木村豊さんが生み出した新品種が人気だ。金色に輝くうろこが特徴の珍種「黄金魚(きんぎょ)」に、細かく詰まったうろこがメタリックに輝く「キラキラ」。共に水族館の飼育員が品種名を名付け、展示もされている。木村さんは「金魚は芸術作品。ファンが自分の金魚に価値を見いだしてくれるのがうれしい」と、品種改良に挑み続けている。

 木村さんは家業の梨園を継ぎ、最大で1.2ヘクタールの畑で1000本の梨を栽培していた。自分の名を付けた梨の品種「豊華(ゆたか)」を開発したこともある。しかし、果物離れの影響で梨の需要が低下。「それなら、好きなこと、楽しいことに挑戦しよう」と趣味だった金魚の生産に乗り出し、1992年ごろから徐々に梨園を金魚の養殖池や作業場に変えていった。

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