スーダンのダルフール地方で金鉱めぐり衝突、死者500人以上か

[ハルツーム 25日 ロイター] スーダン西部のダルフール地方で金鉱山をめぐる衝突があり、今年1月以降に500人以上が死亡し、68に上る村が焼失したと、同国の議員が25日明らかにした。
ダルフール地方は、2003年に非アラブ系勢力がアラブ系主導の政府に対する武装活動を始めて以来、混乱が続いている。今回の衝突は、同地方のアラブ系民族同士が1月、金鉱山などの支配をめぐって衝突を始めたもの。
国連は先に、北ダルフールのジェベルアミール地区で起きた部族間の衝突で、100人以上が死亡したと明らかにしていた。
これに対し、金鉱山が位置する地域から選出されているAdam Sheikha議員は報道陣に、これまで510人が死亡し、865人が負傷したと述べた。与党・国民会議(NC)側が今回の衝突に関する死傷者を明らかにしたのは初めて。
同議員は、攻撃には政府が支給した武器も使用されているなどと指摘した。

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