おなかから金の延べ棒12本、開腹手術で「発見」 インド

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おなかから金の延べ棒 インド

ニューデリー(CNN) インドの首都ニューデリーの病院で、腹痛を訴えていた63歳の男性の開腹手術をしたところ、中から金の延べ棒12本が見つかった。医師や警察が22日に明らかにした。

男性は輸入税を免れる目的で、金の延べ棒を腹部に隠してインドに持ち込んだとみられる。延べ棒は1本あたり33グラムの重さだった。

手術は4月9日に行われた。男性はこの前日、ひどい腹痛と吐き気を訴えて来院したといい、医師の診察に対しては、ペットボトルのキャップを誤って飲み込んだと話していた。

レントゲン検査の結果、腸閉塞(へいそく)があると診断されて手術を受けることになった。しかし胃の中から金の延べ棒が出て来た時は医師団も驚いたという。

延べ棒は病院から警察に引き渡され、税関に送られた。現在は税関が調査に当たっている。

男性はインド国籍で、どこの国から金を持ち込んだのかは分かっていない。手術を受けて退院し、健康状態は良好だという。

ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、インドの金市場は中国に次いで世界2位の規模を持ち、2013年の金の延べ棒への投資は16%増を記録。国外からインドへの金の輸入に対しては10%の税金がかかる。

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