ロシアとトルコの金準備3カ月連続増、ヘッジで積み増しか=IMF

[25日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)が25日公表したデータによると、ロシアとトルコの6月の金準備がともに増加し、それぞれ3カ月連続のプラスとなった。
金相場が6月初めに約4カ月ぶりの安値を付けたのを受け、一部中央銀行は金準備を積み増したとみられる。これら中銀は金準備について、通貨や信用のリスクをヘッジする手段として活用しているとされる。
6月のロシアの金準備は16.8トン増の1094.8トンとなった。同国は世界5位の金準備国。トルコの金準備は9.9トン増の512.9トン。
ウクライナ情勢をめぐる緊張が安全資産としての金の魅力を高めているものの、底堅い内容の米経済指標がこうした魅力を圧迫している。

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