中国黄金協会がこのほど発表した「中国黄金年鑑2014」によると、中国の金業界の利益は13年、12年に比べて64.86%減り、11年にわたって続いた利益純増の時代は終わりを告げた。同協会の行ったサンプリング調査では、13年に赤字を計上した金企業の割合は20.47%に達し、12年比で194%増加したという。
多くの金企業が14年上期(1~6月期)の決算報告を発表したが、ほとんどは業績が振るわなかった。産金大手、山東黄金集団の上期の決算報告によると、営業収益は前年同期比11.94%減の246億8600万元(約4357億790万円)で、上場企業の株主に帰属する最終利益は、同67.65%減の3億1200万元だった。同大手の中金黄金は、上場企業の株主に帰属する最終利益が同51.12%減の2億8300万元だった。
中国国内の金の価格については、統計によると、北京の千足金(純度99.9%の金)の価格は今年9月中旬現在、すでに昨年同期の1グラム当たり335元から30元減り、305元にまで下落。下落幅は8.9%に達している。
今年8月中旬以降、国際金価格は下落を続けている。(新京報=中国新聞社)