ウクライナの金準備が大幅減、ロシアは増加=IMF

[ニューヨーク/シンガポール 20日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)が20日公表したデータによると、10月末時点のウクライナの金準備は前月比14トン減少し26トンとなった。
東部の親ロシア派と当局の対立が続くウクライナは、国際支援に依存し天然ガス輸入でも対ロシア債務を抱えるなど、財政破綻に近い状態となっている。
ロシアの金準備は18.9トン増え、1168トンとなった。ロシアの金準備増加は7カ月連続。
トルコの金準備は2.7トン減の521トン。アゼルバイジャンの金準備は3.2トン増の30.2トン。ベラルーシの金準備は2.1トン増の41.1トン。
中銀による大規模な金の売買は金価格に影響を及ぼす可能性がある。金価格は今月、ドル高を背景に4年半ぶりの安値をつけた。

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