欧州の中銀、金の自国移送相次ぐ ユーロ不信やテロ警戒
欧州各国の中央銀行が大がかりな金の移送を進めている。安全資産といわれる金を自国外の機関に任せて保管する現状を見直す。5月にはオーストリア中銀が英国から持ち帰る意向を表明した。ユーロへの不信感やテロに対する警戒心に世界情勢の変調が重なるなか、金塊が飛行機に乗って相次ぎ"帰国"する。
ニューヨーク連銀の地下には各国中銀から預かった金塊が積まれる。丈夫な保管庫には2012年時点で53万本の金塊があった
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