金鉱山、中国の買い活発 相場低迷で北米大手は疲弊
長期化する金相場の低迷が鉱山の業界地図を塗り替え始めた。業績が悪化した北米鉱山大手は財務体質を強化しようと資産を切り売りする。買い付けているのが中国の鉱山会社だ。国策として資源囲い込みに動く中国政府を後ろ盾に、疲弊する大手の資産を飲み込む。
金鉱山の世界最大手、カナダのバリック・ゴールドは9月下旬、投資助言会社から株式公開買い付け(TOB)の通知を受けた。同社の株価はこのとき8.4カナダドル。1...
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