米利上げに「執行猶予」 金、つかの間の上昇
商品部 今橋瑠璃華
このところ金への投資マネー回帰が顕著になり、国際相場の上昇が続いている。指標となるニューヨーク市場の先物価格は1トロイオンス1275ドル前後で推移している。直近の安値1209ドルをつけたのはわずか10日前。市場では再び1300ドルを上回る可能性を指摘する声も出てきたが、それもつかの間。8月には再び下げに転じるとの見方が根強い。
金相場は米国の利上げ期待を背景に約3カ月ぶりとなる安値水準まで下げて...
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