金の軟調相場は終幕か、米雇用統計に潜む買い材料
商品部 金尾久志
金相場が軟調だ。国際指標となるニューヨーク市場の金先物価格は日本時間11日午前の時間外取引では1トロイオンス1250ドル前後で推移。7月下旬以来の安値をつけた前週末の終値からやや切り上げたものの、この2週間の下げ幅は3%に達する。米連邦準備理事会(FRB)が今週開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを決めるとの観測が強まり、一般の投資家が金利を得ることができない金に売り圧力が強まった。...
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