メキシコで造幣局強盗 犯行わずか10分、希少金貨強奪

サンパウロ=岡田玄
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 メキシコ市の造幣局で6日、武装した強盗が押し入り、少なくとも250万ドル(約2億6500万円)相当の金貨が強奪された。地元メディアなどが報じた。強盗は男女5人組で、犯行時間はわずか10分だったという。

 報道によると、事件は、6日午前9時半から40分にかけて起きた。銃で武装した男が警備員の武器を奪って制圧。仲間が金庫に入り、1567枚の金貨をリュックサックに詰め込むと、車で逃げたという。

 盗まれた金貨は「センテナリオ」と呼ばれるもので、1921年に独立100周年を記念して鋳造された。額面は50ペソ(約270円)だが、市場では額面の630倍の3万1500ペソ(約17万円)で取引されているという。

 警察は、造幣局職員8人が事件に関与した疑いがあるとして、調べているという。(サンパウロ=岡田玄)

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