パラジウムが上昇率1位。ビットコインが2位、金が3位

 先週は、パラジウム[商品]ビットコイン[暗号資産]金[商品]の上昇が目立ちました。パラジウムとビットコインは、普段から、上昇しても下落しても、比較的、変動率が高くなる傾向があります。

 金[商品]は、新型肺炎の懸念が欧米にも拡大し、欧米の主要株価指数が下落したことなどを受け、上昇しました。下落したS&P500、NYダウ、ナスダックといった米国の主要株価指数を、グラフ下部で確認できます。

 ビットコインは昨年12月半ばに80万円近辺まで下落した後、反発傾向が鮮明になり、現在も上昇傾向が続いています。先週日曜日に110万円を割り、本コンテンツで週の始値として採用している月曜日午前6時時点でも同価格を割ったままでしたが、週末にかけて反発色を強め、土曜日の午前6時時点では110万円を回復しました。

 23銘柄中、12銘柄が上昇、11銘柄が下落しました。上昇・下落の銘柄数はおよそ同数でしたが、方向別の変動率の平均値は、上昇が2.8%、下落が0.7%でした。下落銘柄における下落率は比較的小幅だったと言え、ジャンルを横断した全体の値動きとしては、どちらかと言えば強かったと言えそうです。

2月17日(月)~2月21日(金)までの週のジャンル別騰落率

※楽天証券のマーケットスピードⅡのデータより楽天証券作成
※騰落率は当該週の週足の始値と終値を参照して算出。(終値-始値)/始値
※ビットコインは楽天ウォレットのビットコイン/円を参照。日本時間の月曜日午前6時と土曜日午前6時を比較
※プラチナはCME(シカゴマーカンタイル取引所)の先物(中心限月)価格を参照。