【5月22日 CNS】中国・山西省(Shanxi)の山西地質博物館は16日、同省忻州市(Xinzhou)繁峙県(Fanshi)義興寨村(Yixingzhai)付近で先日、大型の斑岩金鉱床が発見されたことを明らかにした。

 専門家チームの初期判定によると、この金鉱は同省で初めて発見された新しい地質構造に属す大型斑岩金鉱床で、金資源量は50トン以上、同省で歴史的に確認されている累計資源量の約半分を占め、現在の保有量の2倍、その潜在価値は160億元(約2400億円)近くにもなるという。

 同博物館の史建儒(Shi Jianru)館長は「この金鉱の発見は、わが省の数十年近くになる金鉱探査で突出した成果です。省にとっても全国的にも、地質から金鉱を探す上で重要な指針となります。1950年代から今まで、わが省の数十万人の地質関係者、作業員が、金資源量合計90トンを含む金鉱石(金を含んだ鉱石)の鉱床を発見してきましたが、今回は金含有量が50トン以上あります。わが省にとって非常に意義深い発見となりました」と説明した。

 確認した情報によれば、同省で発見された金鉱床の金資源量は18年末までの累計で90トン770キログラム、保有量は33トン330キログラム、現在発見されている金鉱床の鉱区は31か所、採掘されている鉱山は23か所、年産約2トン、また19年には新たに金資源量1トン690キログラムの金鉱石の鉱床が増えていたという。(c)CNS/JCM/AFPBB News