加バリック・ゴールド、トロント本社などでレイオフへ=関係筋

[トロント 23日 ロイター] - カナダの産金大手バリック・ゴールドは今週、トロントの本社およびその他複数のオフィスで、コーポレートスタッフ部門の従業員の最大3分の1をレイオフする。状況に詳しい2人の関係筋が匿名を条件に明らかにした。
関係筋によると、この計画は先週トロントで行われた従業員とのタウンホール・ミーティングで、バリックのソカルスキー最高経営責任者(CEO)が発表した。
1人の関係筋によると、今回のレイオフはトロントの本社を対象とした大規模なレイオフの第1弾。バリックは金価格の下落に加え、世界各地の鉱山・プロジェクトの運営や規制面で多くの課題に直面している。
両関係筋によると、バリックのコーポレートスタッフ部門には400人以上の従業員が所属しており、このうち大部分がトロント以外に配属されている
バリックの広報担当者はこの件について現時点でコメントできないとしている。
同社は世界中に約2万5000人の従業員を抱えており、複数の鉱山でも人員削減を進めている。先週には米国で50人、今月はオーストラリアで数十人を削減すると発表した。

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