4月開幕のクリムト展スペシャルサポーターに稲垣吾郎さんが就任!
2019年4月23日に上野の東京都美術館で開幕する「クリムト展 ウィーンと日本 1900」のスペシャルサポーターに、舞台や映画批評など多方面で活躍する稲垣吾郎さんの就任が決定。これまでさまざまな縁でクリムトの作品とめぐり会ってきた稲垣さんが、ご自分の体験を通して本展の魅力を十二分にお伝えいただくほか、音声ガイドにもゲストナレーターでも出演。
【スペシャルサポーター就任メッセージ】
このたび、ウィーン世紀末の画家グスタフ・クリムトの展覧会でスペシャルサポーターに就任することになりました。
昨春ウィーンを訪れた際に彼の作品を鑑賞し、その華やかさや繊細さ、圧倒的な存在感に心を奪われたので、不思議な縁を感じています。
僕は舞台でベートーヴェンを演じましたが、クリムトが第九をテーマに描いた全長 34m の壁画の複製も展示されるそうで、その空間に身を置くことが今から待ち遠しいです。
今回は音声ガイドにも初挑戦しますので、ぜひご期待ください。
【稲垣吾郎さん プロフィール】
1973 年12月8日生まれ、東京都出身。91 年にデビュー。主なドラマ出演に『金田一耕介シリーズ』(04~09 年/CX)、「不機嫌な果実」(16/EX)などがある。主な出演映画に、「催眠」(99 落合正幸監督)、「笑の大学」(04 星護監督)、「十三人の刺客」(10 三池崇史監督)、「桜、ふたたびの加奈子」(13 栗村実監督)、「おしん」(13 冨樫森監督)、「少女」(16 三島有紀子監督)などがある。2017 年には草彅剛、香取慎吾らと共に出演したインターネットテレビ局AbemaTVの「72 時間ホンネテレビ」で総視聴数 7400 万超えなど次々と記録を樹立。また、日本財団パラリンピックサポートセンターのスペシャルサポーターに就任。以降の主な活動として、異色のキャラクターを熱演し話題となったオムニバス映画「クソ野郎と美しき世界」(18)、主演を務める舞台「No.9~不滅の旋律~」などがある。2 月 15 日に「半世界」(阪本順治監督)、また今後「ばるぼら」(19 手塚眞監督)などの公開が控える。
■「クリムト展 ウィーンと日本 1900」 みどころ
グスタフ・クリムト(1862~1918)は、19 世紀末から 20 世紀初頭の世紀末にウィーンで活躍した画家です。写実的でアカデミックな画風から出発したクリムトは、やがて金箔を多用する「黄金様式」の時代を経て、装飾的かつ抽象的な色面と人物を組み合わせた独特の画風を確立、ウィーン・モダニズムの旗手として活躍しました。無垢な少女、魔性の女、運命の女…女性の様々な魅力を描き出した華麗な女性像は、国内外で圧倒的な人気を誇ります。
このクリムト作品をまとめて見ることのできる貴重な機会が、2019 年 4 月 23 日(火)から 7 月 10 日(水)まで東京都美術館(東京・上野公園)で開催される「クリムト展 ウィーンと日本 900」です。本展覧会は、2018年のクリムトの没後 100 年、2019 年の日本とオーストリアの友好 150 周年を記念して開催されます。
クリムト作品の世界的殿堂ともいえるウィーンのベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館の所蔵作品を中心に、クリムトの画業の変遷を紹介する本展では、代表作の《ユディトⅠ》や初来日となる《女の三世代》などが出品されます。日本では過去最多となる 25 点以上のクリムトの油彩画が揃います。さらにクリムトが手がけた全長 34m にも及ぶ壁画《ベートーヴェン・フリーズ》の精巧な原寸大複製も来日。ウィーンの分離派会館での展示を再現します。
ベートーヴェン・フリーズ
クリムトが 40 歳の頃に手がけた大作。黄金の甲冑で武装した騎士が幸福を求めて敵に向かい、楽園にたどり着くまでの旅路が絵巻物のように展開する。ベートーヴェンの交響曲第 9 番に着想を得たこの壁画は、天使たちによる合唱と、男女の接吻で締めくくられる。本展では、全長 34 メートルにも及ぶ本作の精巧な原寸大複製を展示する。
グスタフ・クリムト 《ベートーヴェン・フリーズ》(部分)
(原寸大複製/オリジナルは 1901-1902 年)
ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館