2021年1月12日火曜日

ドルの逆襲が始まったようです。
金利の逆襲というべきかな。

※米長期債利回り 米国、豪州、NZ10年債利回りが1%台へ

必ずしもこれがドル高をもたらしているわけではありませんが
ドルインデックスも反転上昇。
金利に連れ高となっているというより、
ドルショートの巻き返しが起きているのでしょう。

※ドルインデックス

※ドルインデックスの先物市場のポジション ショートが積み上がっている。

金利高、ドル高となってくると、ゴールドはたまりません。

※ゴールド

先週金曜に発表された12月の雇用統計がトリガーとなり一段安となりました。
弱い雇用指標を受けて、米政府が追加の経済対策を実施するとの期待が
一段と高まったことで「財政拡張=国債増発=国債需給悪化=金利高」へ。

米金利が上昇すれば日米金利差は上昇しますので
ドル円の買材料にもなります。
先週は日銀、金融庁、財務省の円高牽制の会談がありましたが
それとタイミングをあわせたかのように機関投資家のドル買いが出ていたとか。
介入ではないですが、実弾がドル円を押し上げた側面も。

ビットコイン下落にはこんな背景もあるのかな?

日経 後藤氏のツイート
◆英当局が警鐘
「暗号資産に投資するなら、お金をすべて失うことに備えねばならない」
https://twitter.com/goto_nikkei/status/1348626210591485954

ということで今夜の米株は下落スタート。

ナスダック総合やS&P500のチャートは首吊り線にも見えますが、さて。
この程度の下落はリスクオフって感じでもないですが。

今週は15日発表の米国の小売売上高と
15~16日のドイツのCDUの党首選に注目しています。

11月の小売売上高は予想の0.3%減を大きく下回る1.1%減。
10月分も速報値0.3%増から0.1%減に下方修正で2か月連続での売り上げ減。
弱い数字となるならあまり警戒することもないのですが
12月分の予想が0.1%減と、3か月連続での減少予想ですが
これが強い数字となれば、金利上昇基調にある今の地合いだと
サプライズとなって金利上昇を加速させるかもしれません。
それって、今はあんまり良くないような気がするな。
というわけでドルが動く可能性。

ドイツキリスト教民主同盟(CDU)の党大会はコロナ禍、オンライン開催となりますが
新党首が次期首相となる可能性が大きいので大注目です。
今年9月にドイツ総選挙があるのですが波乱がなければ与党CDUが勝つと思われ、
CDUの時期党首が実質メルケル首相の後任というわけです。
・ドイツで最大州ノルトライン=ヴェストファーレン州のラシェット州首相
・メルケル氏の長年の政敵メルツ氏 の2人が有力だとか。
政敵メルツ氏が後任となると、政策の転換の可能性があるということのようです。
こちらはユーロが動く可能性。

ドルの巻き返しが始まっていますが
これがこれらのイベントで加速するのか、止まるのか。

ポジションはドル円ロング継続。
ユーロのショートを作りました。1.2195ドル

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