2021年1月21日木曜日

 イエレン氏の財務長官指名の公聴会。

イエレン次期財務長官は大きく行動するとし、
その財源についてパンデミック中の増税を否定し、
50年債の発行を検討することと表明しました。

また、中国に対する強硬姿勢を表明。

通貨市場については「通貨価値は市場で決定されるべき」とし
トランプ大統領がドル安を志向した米国との決別を明確にしました。

これは、トランプ大統領の通貨安政策から「強いドル」政策へ
スイッチする表明だと受け止めることもできますが、
しかし、市場で決定されるべきとしながら同時に50年債の発行を検討
することを表明しているわけですから、全体像からはドル高になる
と決定づけられるようなものではなかったかと思いますが、
クリントン政権下でルービン財務長官が「強いドル」を繰り返したことが
思い返されます。民主党政権はドル高を謳うってきらいがある?!

また、イエレン氏はFRB のデュアルマンデートになぞらえて
財務長官のデュアルミッションを掲げました。
①パンデミックへの対処
②長期的な経済の再構築である。

ということになると、増税に言及はしたもののそれはかなり先の話でしょう。
具体的には財務長官としてワクチン配布、学校再開、州支援、失業保険給付などに言及。
う~ん、日本の財務大臣は追加の給付は考えていないとか言ってますが、、、
イエレン氏のデュアルミッション、さすがです。

ゴールドマン・サックスが21年の経済成長率を6.6%と予想していますが
この数字財務省発行の50年債をFRBが大幅買い入れなどで連携していけば
可能なのかもしれません。

また、中国を最も重要な戦略的な競争国と位置付け
対中政策に関する強硬姿勢を強調したことが印象的でした。

ともかくFRB議長時代からイエレン氏はマーケットフレンドリー。
今夜のバイデン大統領の就任式も、マーケットは歓迎ムードです。
というわけで、30968ドルダウショート31030ドルで損切りました(´・ω:;.:...

ハネムーン期間は株高が続くのかも・・・?!

ユーロドルショートは継続。
今日は豪ドルドルを0.7716ドルでロング参戦。
キウイ円を74.10円でロング参戦。
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