2021年5月7日金曜日

 イギリス、テーパリング・・・・じゃぁないの?!

政策金利0.1%に据え置き
資産購入額据え置きも(賛成8:反対1)
資産買い入れペースは減らすと表明。

英中銀、債券購入ペース減速-ホールデン氏は購入目標の減額を主張
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-06/QSONJDDWRGG001

週のQEペース 3.441bln (前回4.4bln/週)

ベイリー英中銀(BOE)総裁
「QE縮小に関していかなる結論にもまだ達していない」
「QEのペース減速が将来の動きに対するメッセージではない」
「今日のBOEの行動はテーパリングの決定ではない」

テーパリングではない、と総裁が言ってるので
テーパリングではないということになるんですね??
買い入れ金額を減らすのはテーパリングだと思うんだけど。。。

とはいえ、日本も実は日銀の債権購入額は随分減ってるんですよね。
日銀は金利をゼロ近傍に抑え込む
イールドカーブ・コントロール政策によって、
資産を購入する金額が増えたり減ったりします。
購入金額ではなく金利を上がらないように抑え込むことが目標と
なった2016年から実は日銀の債権購入金額は減少しているんですよね。
これを「ステルステーパリング」などと呼んでいますが、
日銀もこれをテーパリングだとは決して認めません。。

資産買い入れ額を減らすんだから引き締めであり
ポンド買いと考えてもいいんだけど
今日はスコットランド議会選挙もありますので
この結果次第ではポンドが売り込まれるリスクも残されており、
MPC(政策会合)を受けてポンド買いだ~と単純にエントリーできませんね。

はっきりとテーパリング表明したカナダドルだけは
分かりやすく上昇を続けています。
というわけでカナダ円87.07円L継続。

今夜はカプラン米ダラス連銀総裁が
「テーパリングについて早急に議論を開始したい」
「1月中に考えていたよりも早くテーパリングの基準を満たすだろう」
などと発言しており、米国のテーパリング観測もいよいよ
マーケットのテーマとなりつつ有るように見えますが
この発言が報じられてもぜんぜん米長期金利は上がらりませんね。

株式市場はナスダック、半導体指数などは弱いものの
やはりダウが強い。

つまり、ワクチン普及での経済回復で景気敏感銘柄には
資金はしっかり入っているということであり
テーパリング観測が出てもあまり動じていないとも言えます。

それにしても今日連休明け6日木曜の日経平均は518.74円高の29331.37円
連休明けの買い戻しが主体だと思いますが、、、
日経平均ショートが厳しいわねぇ💦
日経CFD29076円S 継続。


JPモルガン、さらに1800億ユーロの資産移管を計画-英EU離脱で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-06/QSODMZDWLU6K01

こういうニュースはユーロポンドの買いにつながるかと思いますが
ポンドクロスは議会選挙の結果をみるまで手が出にくい。

今週のひろこのWeeklyGOLDは高騰するコモディティにフォーカス。
GOLDは動きが小さい中で、木材、穀物、植物油などが高騰しています。

【ひろこのウィークリーゴールド】
貴金属スペシャリスト 池水雄一氏

<原材料商品市場を俯瞰する>
『コモディティ騰勢とゴールド』
https://youtu.be/vOTiWIMs6iM

人気ブログランキングへ



※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊トラスティ証券株式会社