2021年7月16日金曜日

日本株弱いですね・・・

 日本株続落、感染拡大のリスク回避や円高懸念-東証1部の84%下落
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-14/QW96SPT0AFB501?srnd=cojp-v2
日本株だけ取り残されていくようで悲しいのですが
政局も株価に織り込まれ始めているような気がします。

オリンピックの成功はもとより
追加でコロナ経済対策を打ち出すのが急務かと思いますが
今はオリンピック開催に向けいっぱいいっぱいなんでしょう。
日本株は2月高値で下落基調が続いていますが
堅調だった米国株も調整入りしそうになってきました。
まだトレンドが崩れるというような下落ではありませんが、
今夜はナスダック総合やラッセル2000などが大幅下落中です。

今夜パウエルFRB議長が乗員議会証言で
「FOMCは国債やMBS買い入れについて今後数週間で協議する予定」  と
発言した模様。。要するにテーパリング議論の開始を明言しました。

昨日はテーパリングの時期はまだ遠い、拙速は誤りと述べていたのですが。
今夜の米株の下落はこれが効いているのかと思うのですが
米長期債利回りは今夜も低下しており、
国債市場はあまり本気にしていないようです。

※米10年債利回り (2年債利回りも下げています)


どういうことでしょうか。

今日発表された経済指標は軒並み予想を下回っています。

・6月鉱工業生産:前月比+0.4%(予想:+0.6%、5月:+0.7%←+0.8%)
・7月NY連銀製造業景気指数:43(予想:18.0、6月:17.4)
・7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:21.9(予想:28.0、6月:30.7)

だから、国債市場はFRBがテーパリングを急がない、と
債券市場がタカを括っている可能性もありますが
ここで気になるのがパウエル議長が
「米国債」と「MBS]とわざわざ購入資産を切わけて発言したこと。

今日、番組で岡崎良介氏とお話したのですが
MBS(不動産担保証券)だけのテーパリング開始もありうる、
という見方をされていて、
なるほど、それなら国債市場の動揺はないよなと思った次第。

セントルイス連銀総裁、テーパリング開始求める-雇用の目標達成
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-15/QWADR3T0G1KW01
お騒がせブラード総裁もテーパリングしろ、と急かす発言。

テーパリングを急げば景気の腰折れとなりそうですが
MBSだけ、不動産市場だけを引き締めるのであれば
住宅市場の加熱だけを抑えることができるかもしれない、、、?!

とはいえ、米国株市場は流石に高くなりすぎましたので
そこそこの下落(調整)があっても全然不思議じゃないですね。
米国株が下落するなら、日本株も下がるでしょうから
引き続きリスクが取れない夏相場となりそうね。

米株が調整を強いられそうな展開となってきたことで
クロス円が弱く、私のクロス円Sポジションがワークしてきました。

ユーロ円130.81円S
豪ドル円82.48円S
カナダ円88.05円S 全て継続です。

今日は英国中央銀行のサンダース委員が、
刺激策の引き揚げはまもなく適切になるだろう、と述べたことで
早期の引き締めの思惑が台頭、ポンドが上昇する局面も。

ただ、結局は米国のテーパリング開始の可能性が織り込まれ始めたことで
ドル高となってきました。

※通貨インデックス一覧


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