2021年10月6日水曜日

 10月5日火曜、これと言って新しい材料はありません。

日本株市場は今日も軟調で日経平均は27460.29円まで安値がありました。
7日続落とはほんと、岸田新政権いいところがありませんね。

岸田内閣、低調な船出 支持率45%・不支持率20% 朝日世論調査
https://www.asahi.com/articles/ASPB55RLVPB4UZPS005.html
岸田内閣支持率59% 安倍・菅政権の発足時下回る
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA042W10U1A001C2000000/

調査するメディアによって支持率は異なりますが
色々みても岸田内閣支持率は低いという印象です。

特に海外投資課税勢はこの政権支持率を材料に
日本株への投資を考える特徴があります。

支持率低下の中、株が逆行高することはありません。
特に菅政権末期が良い事例です。
ワクチン接種開始の遅れ、長期化する緊急事態宣言をみて
海外勢が株を買うわけがないのですが、支持率も低下し続けました。
総裁選不出馬から株価上昇に弾みがついたのも
日本の政治のリーダーが変わることへの期待があったからです。

さて、この発射台の低い支持率ですが
これから上げていけばいいじゃないか、というわけには参りません。

内閣支持率は発足当初が一番高い、というのが常識です。
こんな図表を見つけました。。。http://honkawa2.sakura.ne.jp/5236a.html

期待とご祝儀から最も支持率が高いのは発足時なのです。
後は下がる一方です。発射台は高ければ高いほどいい。

総選挙の日程が想定より1週間早い。

こんな恨み節が野党から聞こえてきますが、
これは高くない支持率が下がり続けてからの決戦であるより
支持率が高いうちに選挙に打って出ないとリスクが高まっていく、
と岸田さんが考えたのではないか、と邪推しています。

首相就任から10日で解散 戦後最短、異例の「短期決戦」へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9be408fd495cfa8d5d18c4d951f1f4bcc925fac

さて、随分日本株は売られました。
選挙で大勝できるか、という点が
低い船出であることから心配ではあるものの、
選挙に向けては経済対策が出てくることは決まっていますので
この財政政策に対する期待である程度の「戻り」相場があると踏んで
日経平均CFDを 28102円でロングしてみました。
28300円台まで上がってきているので今の所はうまく行っています。
コストにストップを置くこととします。

しかし、数十兆の経済対策の中身が失望に終われば
株価反発も不発に終わるリスクもあります。
(岸田さん、当初30兆と言っていたのに
 最近では数十兆と規模をはっきり言わなくなっているのが気がかり) 
選挙に向けた財政政策でも3万円大台回復できないようだと
日本株の先行きは明るくないと思っています。

ダウショートはなかなか伸びません。
米国にも債務上限問題が横たわっていますが、あれは風物詩として
リスクだと考える投資家は少ないようです。

今夜は米金利が上昇基調にあるのですが、GAFAM銘柄が軒並み反発しており
米株主要インデックスも軒並み反発しています。
ダウショートは利食えるうちに、、、買い戻しました。
34433ドルS ⇒ 34275ドル買い戻し
もっと下がると思っているんですが、ん~。

米金利反発につき、ドル円が反発してきており
こうなってくるとクロス円ロングに妙味あり、となってきます。
※米長期金利
※ドル円

そしてエネルギー高ですので、カナダ、豪ドルなどが面白い、
ということで今日はカナダ円、豪ドル円を買っています。

カナダ円 88.20円L
豪ドル円 80.74円L

※カナダ円
※豪ドル円

今日はRBA豪州準備銀行の金融政策決定会合、
目新しい材料はありませんでしたが、
24年まで利上げなしスタンスに変更がなく発表直後は豪ドル売りに。

オーストラリア準備銀行(RBA)声明
「完全雇用への復帰と目標と一致するインフレを達成するために、
非常に支援的な金融条件を維持することをコミット」
「RBAはインフレ率が持続的に2-3%の目標範囲内に収まるまで利上げをしない」
「中銀の中心的なシナリオでは、この条件は2024年まで満たされない」

しかし、豪州の8月の貿易収支は過去最高の黒字です。
輸出品目第2位と3位のLNGと石炭価格の上昇が効いているようです。

豪貿易収支、8月は黒字が過去最高 LNG・石炭の輸出好調
https://jp.reuters.com/article/au-trade-idJPKBN2GV047
~8月の輸出は中国向けだけで前年同月比55%増の186億豪ドルと、
両国間の政治・通商面の緊張による影響はほとんど見られていない。

だそうで、中国の電力不足は豪州資源買いを膨らませている模様。
※豪州貿易収支推移 黒字傾向が強まっています。

そうそう、米国の貿易収支もでました。

米貿易赤字、8月は過去最高 輸入が増加
https://jp.reuters.com/article/usa-economy-idJPKBN2GV1V2

こちらは過去最高の「赤字」です。

米金利上昇でドル高が謳われがちですが、実需玉動向からみると
2020年半ば以降ドル安要因がむくむく膨れ上がっているんですよね。

ただし、米国は金融政策の大転換期に差し掛かっているため
安易に貿易収支からドル売りというわけにはいきませんね。
今週は雇用統計というビックイベントも控えていますので・・・。
また、米国の赤字体質は今に始まったことではありません。

昨日作った1.2626ドルドルカナダショートも継続です。

原油は今夜も上昇していますので、カナダ強気で。

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