2021年12月7日火曜日

 何なの・・・今夜の米国市場、米株めっちゃ戻ってます。
ダウ650ドル高ですって(とはいえ変動幅1.87%程度ですが)

確かにVIX指数は28まで下がってきていますが
この局面でリスクテイク相場に転換した、とは考えにくいのですが
12月FOMCでのテーパリング加速はすでにマーケットが消化してしまったのか。

これと行って米株に強気材料が出たようには思えませんが
今日は中国でこんなニュースが。

中国、預金準備率を0.5ポイント引き下げ-景気減速に対応
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-12-06/R3ORW2T0G1L401?srnd=cojp-v2
中国、不動産市場締め付けの一部緩和を示唆-党中央政治局会議で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-12-06/R3OTNBT1UM0Z01

実は今日12月6日が恒大集団の保証債8250万ドルの債務の猶予期間期限で
これが支払えなければデフォルト、ということで注目の日でもあったのですが
正確には明日7日午後2時(日本時間)が期限のようです。
今日の中国恒大集団の株価は前週末比19.6%安、2009年の上場来安値を更新
しており、香港ハンセン指数など中国株は弱かったのですが
共同富裕を目指す当局が、景気対策にに動かざるを得ないところまできているのか
締め付けを緩める方向にスタンスを変えました。

これが米株市場に好感、、、って直結するほど
このところは中国市場はマクロマーケットからは切り離されていましたので
これが材料とは思えませんが、何故今夜の米株は高いのか・・・(。>﹏<。)
単純に強気相場の押し目完了でしょうか?
FRBの金融政策のタカ派シフトが確認されたところなのに。

というわけで、この値動き全く読めませんが、
今夜の米株市場を見てからポジションを、と考えていたため
現在のところ日経ショートできていません。
日経は29000円くらいまで戻るのかもしれません。
中途半端に売り参戦すると焼かれそう。

押し目完了と見るには買い材料に乏しいと考えていますが
過剰流動性相場ですので、マネーは溢れているんですよね。
どこかに流れ込む。
先週はオミクロンとパウエルショックで株が下落したため
バリュエーション的に株式への投資妙味が高まっただけのような気がします。
テック企業CEOなど富裕層などが株のポジションを落としていることから考えても
ここから新たなリスクポジションは増やしていい局面ではないと
思いますので、リスク資産の買いポジは作らないでおきます。

今月のFOMCは並々ならぬ注目が集まりますが
今月は主要国の金融政策会合が集中していて

明日7日のRBA(豪州)
8日水曜BOC(カナダ)
14-15日FOMC(米国)
16日ECB(欧州)
16日BOE(英国)
16日SNB(スイス)
16-17日BOJ(日本)

月中に集中しています。

今日は英国BOEのブロードベント副総裁が
「労働市場の引き締まりが将来のインフレリスクに、
賃金上昇がインフレの上方リスクに、
22年にインフレは5%を上回る可能性大きい」
などと発言したことで
16日のBOEの会合(MPC)で利上げするんじゃないの?との思惑から
ポンド買いが強まる局面がありましたが続かず失速しています。

オセアニアの戻り売り狙いえしたが、
今日キウイドルを0.6756ドルで追随売。

ドル円の戻りが大きく、まだクロス円でのショート参戦には早いかな。
キウイ円は76.80近辺、豪ドル円は80.20円近辺で売り狙い。

カットしようか悩んでいたユーロ1.2978ドルショートですが
あまり強含む様子もなかったので様子をみながら継続しています。

日中のつぶやきはこちらで
ひろこのTwitter


いつもご覧いただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ

※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊トラスティ証券株式会社