2021年12月8日水曜日

 今日、中国恒大集団はデフォルトとなった模様ですが
マーケットはこれを全くネガティブ材料視しませんでした。

中国恒大、ドル建て債の利払い確認できず 猶予期限切れ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM062D50W1A201C2000000/

完全な対中デカップリングです。

中国人民銀行は、銀行の預金準備率(RRR)を
来週から0.5ポイント引き下げると発表しており
1兆2000億元(約21兆円)の流動性が供給されるみこみですが
だからといって、これを材料視した買いが旺盛だったというわけではないでしょう。

要するに、「過剰流動性」相場なんだということを思い知らされた感。
私がリスク資産を減らし、リスクテイクに慎重となった背景には
オミクロンというよりFRBのタカ派転換があったわけですが
改めて整理すると、
テーパリングを加速し早めに終わらせたところで利上げとは別の議論です。
テーパリングはあくまで量的緩和の縮小。引き締めではないわけね。
それでもパウエル議長の掌返しに市場が反応して売り込まれたことは事実ですので
それが続くかと思ったのですが、、、今日の米国株市場も全面高です。

結局はJPモルガン推奨の押し目買いが正しかったか。
オミクロンは強毒性はないとの楽観が市場をリスク選好ムードに導いています。

来年は中間選挙ですので、テーパリング終了後も
利上げを急いで株を崩すことはないだろうというのがコンセンサスではありましたが
それにしても、今こんなにリスクテイクするんですね💦
逆に、早いうちに株が崩れてくれたほうがいいような気もしますけどね。。。

というわけで戻り売り目線で見ていた株価インデックス
ちょっと今は売るのが怖いかな・・・。
FOMCまではポジション取れそうにありません(泣)

そして、オセアニアショートを考えていましたが、
どうも一旦底入れしたような強さ。
ドルは強いのですが、今はポンドやユーロなど欧州通貨に対してのドル高です。
カナダも強く、コモディティ関連通貨が反逆開始といった相場に。
ポジション構築し直しました。

キウイドル0.6850ドルショート
         0.6756ドルショート  ⇒ 0.6759ドルで買い戻しました。
         
チャートをみていて、ドルカナダでカナダ買いに妙味ありとみて
ドルカナダショートを作っています。1.2742ドルS(カナダ買い)
そして、豪ドル円とカナダ円のロングも作っちゃいました。
その理由ですが~
今日はRBA(豪州中央銀行金融政策決定会合)
https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/20211207-00000003-mosf-bus_all
・「22年2月会合で、資産買い入れプログラムを見直す」
・賃金の伸び低くインフレ圧力は他国より弱い―RBA利上げ急がず
・オミクロン株は不確実性要因だが、景気回復妨げない―ロウRBA総裁
・最新の四半期インフレ報告書
 経済成長率見通し 前年比
 21年+3.0%(4.0から下方修正)、
 22年+5.5%(4.0から上方修正)
 23年+2.5%
RBAは9月にテーパリングを開始しています。
週50億豪ドル ⇒ 週40億豪ドルこれを据え置き、22年2月中旬まで継続も
22年中旬以降は見直す方針を打ち出しました。

これがややタカ派的と捉えられたのか、豪ドルは上昇しています。
金融先物市場ではインフレ加速が一時的で終わらないとの見方から
22年末までに3回の利上げを織り込んでいます。
現在0.1%ですが0.75%までの上昇織り込み。
22年5月までに最初の利上げを100%織り込む形となっています。

次回会合は22年2月1日。

今日のRBAとその後の市場金利の織り込み度合いを見るに、
市場はRBAの政策発表に素直反応したことに驚き。
これまではなんと行ってもFRBの金融政策の重要度がNO1で
ドル買い傾向が継続し続けてきました。
NZが利上げしようが豪州がYCCやめようが反応せず
売られ続けてきたのに、今日は素直に買いで反応したのです。

それって、ひょっとしたらゲームチェンジなのかも・・・・
というわけで
豪ドル円80.24円L
カナダ園89.14円L 参戦です。

明日BOC,カナダの金融政策会合がありますが
こちらもタカ派となれば一段高が期待できるのでは(皮算用)

金融機関の予想
BoC Preview: Forecasts from seven major banks, inching ever closer to rate hikes
https://www.fxstreet.com/news/boc-preview-forecasts-from-seven-major-banks-inching-ever-closer-to-rate-hikes-202112071600

株のリスクテイク相場が続いている事が前提となりますが。
日中のつぶやきはこちらで
ひろこのTwitter


いつもご覧いただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ

※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊トラスティ証券株式会社