金相場急落、多くのファンドマネジャーに驚き=米著名投資家

金相場急落、多くのファンドマネジャーに驚き=米著名投資家
4月15日、金への長期投資家として知られ、ヘッジファンドを運営するジョン・バーバンク氏は、最近の金相場の急速な下落は多くの投資家にとって驚きだとの認識を示した。イスタンブールで3月撮影(2013年 ロイター/Murad Sezer)
[ボストン 15日 ロイター] 金への長期投資家として知られ、ヘッジファンドを運営するジョン・バーバンク氏は、最近の金相場の急速な下落は多くの投資家にとって驚きだとの認識を示した。
米サンフランシスコを拠点に活動するバーバンク氏は、先週の劇的な金相場下落を「予期しない出来事」と表現。世界的に中央銀行が金融緩和政策を進める中、インフレ率が上昇するとみていた複数のヘッジファンドがすきを突かれたという。
バーバンク氏は、金相場が下落すれば備えが不十分なファンドマネジャーにとって大きな打撃となると指摘。電話インタビューで「金をロング(買い待ち)にしている人の大半はロングポジションしか持っていない」と述べた。
ただ、同氏のファンド「パスポート・キャピタル」(資産運用規模37億ドル)は、現物金を保有する一方、金鉱株をショート(売り待ち)にしており、リスクをヘッジしていたという。現在、金鉱株は急落している。

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