田中貴金属工業、10年ぶり社長交代 田苗副社長が昇格 4月1日付
TANAKAホールディングス傘下で貴金属大手の田中貴金属工業(東京・千代田)は6日、田苗明副社長(61)が4月1日付で社長に昇格すると発表した。岡本英彌社長(56)は同日付で相談役に就く。同社の社長交代は2004年4月以来およそ10年ぶり。13年9月から療養中の岡本社長が治療に専念することになったためで、この間、田苗副社長が社長代行を務めていた。
田苗副社長は4月1日付で同グループの持ち株会社TANAKAホールディングスの社長にも昇格する。持ち株会社社長の岡本氏は会長に就任する。10年に持ち株会社制度へ移行した。
田苗明氏(たなえ・あきら)71年(昭46年)熊本県立牛深高校卒、田中貴金属工業入社。09年取締役、10年専務、11年4月副社長。熊本県出身。〔日経QUICKニュース(NQN)〕