「すっげ~っ」。若き金メダリストが、思わず顔をほころばせ、感嘆の言葉を口にした。所属するANAが東京・港区のANA関連施設で開いた金メダル報告会。篠辺修社長ら社員48人が詰めかけて、プレゼントの一端が披露されたときだ。
同社の機内食担当シェフが腕によりをかけた直径40センチの巨大ケーキ。最上部に「金メダル おめでとう 羽生結弦選手」と書かれたプレートとともに、ホワイトチョコのベースに金粉をあしらった金メダル。チョコで描かれた羽生の顔も添えられた。
高級洋菓子店「ピエールエルメ」からは、金箔(きんぱく)でくるんだ特製マカロンが30個。それぞれ時価にして5万円相当という高級スイーツだ。「生クリームにイチゴやベリーがのったショートケーキが好き」という羽生だけに、「すごいな。感動の言葉しか出てこない」と、うれしいご褒美に目尻も下がる。