中国「ネット」ウオッチ

「金の飛行機、イケメン王子…」サウジ国王訪中に興奮 「日中を両天秤」分析も

 サウジアラビアのサルマン国王(81)が3月15〜18日に中国を訪問した。インドネシアや日本を歴訪後の訪中となったが、専用タラップを持ち込むといった豪華な訪問ぶりが中国でも話題となった。習近平国家主席(63)との会談後にはエネルギーや宇宙開発分野などで総額650億ドル(約7兆3400億円)という巨額の経済協力で合意し、中国メディアは両国関係の密接さを強調した。エネルギー資源確保や中東地域での投資拡大を狙う中国と、石油依存からの脱却を進めるサウジの思惑が一致した格好だが、サウジ側が日中などをてんびんに掛けているといった見方も中国のネット上にはある。

 「金の飛行機、金のリフト、そして25人のイケメン王子。サウジ国王の豪華な世界巡回がすごい!」

 中国のニュースサイトは、サルマン国王の訪中の豪華さについて興奮混じりに伝えた。

 このサイトは、日本でも話題となった国王専用のエスカレーター式タラップのほか、「遠路はるばる持ってきた506トンの荷物」「10人の大臣、620人の随行員」「金メッキの特注専用防弾ボーイング747」などと、その桁違いのスケールを持つサウジ国王一行の詳細について伝えた。

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