キングコング西野さん、金の「ニシノクラウン」をトヨタと製作

  • 筆者: オートックワン 編集部
  • カメラマン:オートックワン 編集部

“金 × 濃紺”の特別なクラウンが誕生

トヨタは、キングコング・西野亮廣さんとのコラボレーションにより誕生した「ニシノクラウン」を報道陣に公開しました。

現段階では市販予定のないこの特別モデルは、2019年3月12日から17日の6日間、表参道ヒルズ及びソーカルリンクギャラリー(東京都・渋谷区)にて展示されます(ソーカルリンクギャラリーは 13日から)。

ベースとなったのは、トヨタの代表車種でもある「クラウン」(グレード:2.5 S “C パッケージ”)。西野さんは、この高級車に大胆にも金色と濃紺のカラーリングを取り入れ、ニシノクラウンを完成させました。

またデザインにあたっては、西野さんが主催するオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」の会員約22,000人も参加するなど、その製作方法も独特なものとなっています。

なぜこのようなデザインになったのか、2019年3月11日に行われたお披露目会に西野さんがトヨタ自動車株式会社 第2国内販売部 杉浦宏哉部長と共に登壇。西野さん本人がその理由を語りました。

◆【えっ そこも金色!?】ニシノクラウンの細部を写真でチェック

日本を代表するモデルに取り入れられたのは、まさかの「ナポレオン」

ド派手なカラーリングで周囲を圧倒するニシノクラウン。そのデザインモチーフは、西野さんいわく「ナポレオンの帽子」だといいます。

「『革新』がテーマとなっている新型クラウンからナポレオンをイメージし、彼にまつわるモチーフを探した。そして、クラウンユーザーの声を聞いたところ、この車種の強みが『走り』と『燃費』の2つであることを知り、そこからナポレオンの帽子のモチーフである『バイコーン』(角が2本生えている伝説上の生き物。ユニコーンの角が2本になったもの)をモチーフに決めた。色も、ナポレオンの帽子を意識した」とコメント。

純国産車であるクラウンにあえて異国のモチーフを取り入れるという、西野さんのセンスが存分に取り入れられたデザインとなりました。

また雑学要素も取り入れることで、この車を見かけたときに一緒にいる人との話のネタになるように、という狙いもあるようです。

しかし、見れば見るほど大胆なデザイン。“凡人”であれば思いつかないようなカラーリングですが、西野さんはデザインにあたり、歴史あるクラウンというモデルの文脈のなかでデザインすることを心がけたといいます。しかし「革新」がテーマでもあることから、このようなデザインとなったようです。

西野さん自身も、現在「えんとつ町のプペル」を題材にした美術館の建設や映画製作、さらにはホテルの運営など、様々なプロジェクトの開始を発表し、幅広い領域でチャレンジを続けています。

西野さん主宰のオンラインサロン会員も巻き込む“参加型”で製作

ところで西野さんといえば、自身が率いるオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」の運営でも有名。西野さんが手がける様々なプロジェクトにファンも携わることができるこのオンラインサロンは、会員数約22,000人と日本最大級の規模を誇ります。

ニシノクラウンのデザイン過程では、西野さんが会員に製作途中のデザイン案を共有し、会員の意見を聞くという取り組みが行われていました。

西野さんはオンラインサロン会員を巻き込んだ理由として、まず「参加した皆さんにSNSで“ドヤって”もらうため」と説明。

「お客さんは『あの特別なクラウン、私が作ったんだよ』と誰かに言いたい、ドヤりたいと思っているはず。だから従来型の受け身のエンターテインメントではなく、参加型にしている」とコメントしました。

もう一つの理由は、受け取り手にとって「自分事」になるから、ということ。「オンラインサロンの会員は、自分がクラウンを“作った”ことを周囲に言いたくなるから、約22,000人の会員は表参道へ見に来るだろう」と、ファンを一度製作側へ巻き込み、その上で再び「お客さん」として迎え入れるという彼独特の方法論を語りました。

冒頭に書いたとおり、今の所ニシノクラウンに市販化の予定はありません。しかし、西野さん自身も「この車に女の子を乗せてドライブしたい」と語るなど、魅力的なモデルに仕上がっています。

過去には、トヨタ自身がショッキングピンクで塗装したクラウンを製作し、実際に販売した事例もありました。西野さんがニシノクラウンのハンドルを握る日は来るのか、そして市販化されるのか、注目されます。

[筆者・撮影:オートックワン編集部]

キングコング・西野亮廣さん プロフィール

兵庫県出身。NSC(吉本総合芸能学院)の 22期生として、漫才コンビ「キングコング」を結成。

2009年からは「にしのあきひろ」名義で絵本作家としても活動を開始し、2016年に出版した「えんとつ町のブペル」は、絵本として異例の37万部を突破するなど、クリエイター顔負けの才能を発揮しています。

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筆者オートックワン 編集部
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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